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社会

『同乗罪』など７１件　改正道交法施行１カ月　飲酒運転は激減
　改正道路交通法のうち飲酒運転など悪質・危険運転者対策に関する規定が先月十九日に施行されたことで、酒気帯び運転などの違反件数が全国で大幅に減少していることが二十五日、警察庁のまとめで分かった。

　施行から今月十八日までの一カ月間の取り締まり件数は酒酔い運転が八十八件（逮捕六十五人）、酒気帯び運転が五千五百三十七件（同四百三十六人）。

　同一条件の統計がないため単純比較はできないものの、昨年の十月一カ月間に比べて酒酔いで二十五件、酒気帯びで約三千百件減少している。

　一方、飲酒運転を助長した者に対する罰則が設けられ、飲んで運転することを知りながら酒類を提供したとして八件、飲酒した人に車を貸した車両提供で十七件、運転者が酔っていることを知りながら運転させ、その車に同乗したとして四十六件を摘発した。

　このうち、山口県と福島県では、運転者と一緒に飲食店で飲酒。自宅まで車で送ることを依頼し、酒気帯び運転の車に同乗したとして、それぞれ運転者に罰金三十万円、同乗者に同二十万円が科された。

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