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| 仰天ニュース |
2007年07月20日
ナンシー・ドス、通称ナニー。ロマンス小説のヒロインに憧れ、いつか白馬の王子様が自分を迎えに来てくれると信じていた。そして彼女は自分の夫を次々と殺害していく。その理由とは、実に驚くべきものだった。１９２１年アラバマ州で同じ職場の男性と１６歳で結婚をしたナニー。ハンサムな彼に「この人こそ私の白馬の王子」と、甘い結婚生活を夢見ていた。ところが、姑との同居と言う現実の前に、その夢は脆くも崩れ去る。４人の子供が生まれたものの、この姑との仲は最悪。見て見ぬ振りをくり返す夫に愛想をつかし離婚。恋愛雑誌の恋人募集欄で次なる夫を見つける。
２番目の夫とは長く続いたが、ある日、止めると約束した酒を隠れて飲んでいるのを見つけてしまった。その晩、酒に殺鼠剤を混入し夫を殺害。理由は自分を裏切ったから。
少女時代から読みつづけたロマンス小説に憧れ続けたナニーにとって、自分の理想と少しでも違うと、「私の人生をメチャメチャにした」とその気持ちは憎悪に変わる。別れるだけでは気が済まず、殺してしまうのだ。最初の離婚も、ナニーが２人の娘を殺害したことが理由だった。
その後も次々と夫を殺害。しかし、何故ナニーは夫の殺害を疑われないのか？理由は、殺人を犯すとすぐにに州を移っていたから。州によって法律も管轄も違うため、ナニーの過去がわからなかったのだ。しかしついに終わりの時がくる。
５番目の夫を殺害しようと殺鼠剤を食事に混ぜるが、体が丈夫過ぎて一命を取り留めた夫。病院から戻ってきたその日に再びコーヒーに毒を盛り、ついに殺害するも、その死に疑いを持った医師により彼女の犯行がばれた。
何故、夫を殺し続けたのかという警察の問いにナニーは、「私は白馬の王子を待っていただけ。夫達が理想と違ったのから殺した」と言った。
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