心と躯の悩み解消
PopNews■■■■≫TOP
■社会
■政治経済
■話題
■芸能
■スポーツ
■仰天
カンヅメに劇物混入の恐怖 幼児無差別殺人計画
2007年08月16日
バッキンガム宮殿侵入事件から3年後。巡査部長の言葉通りイギリス中が、パニックに陥る恐ろしい事件が起こった。
それは、イギリス最大王手の食品会社に送られてきた小包から始まった。入っていたのは自社の製品。その製品には致死量の苛性ソーダがまぜられていた。同封されていた手紙には、無差別に商品をばらまかれたくなければ、10万ポンドを払えと書かれていた。市民の安全を第一に考えた警察と会社は犯人の指定の口座に現金を振り込んだ。
警察は犯人が金をおろすところを逮捕しようするが、犯人は警察の捜査の網をすり抜けキャッシュディスペンサーから金を全額おろして姿を晦ましてしまう。
半年後、今度はベビーフードを扱う会社に同じように劇物の入った商品と脅迫状が届いた。幼児に危害がおよぶ事態だけはさけなければならない…またも犯人の要求通りに金は振り込まれたが、今度こそ犯人を捕まえるべく、ロンドン警視庁に特別チームがくまれ、パットフレミング警視正が指揮をとった。全国900か所以上にしかれた捜査網で、今度こそ、犯人に逃げ場はないはずだった。ところが、犯人は、まるで警察の動きを読んでいるかのように、その隙をつき、金を引き出し続けた。警察が全く掴めない犯人像に焦りはじめた頃、ついに悲劇がおきた。
ベビーフードの中にカミソリの刃が混入されており、それを食べた幼児が口の中を切ってしまったのだ。各地で惨事は続き、回収されたベビーフードからは致死量の苛性ソーダまでもが、検出された。そうしている間も次々に金は引き出され続ける。この事件は犯人の完全犯罪かと思われたが、警視正がある疑問に気が付いた。犯人が警察の動きを完璧に読んでいるということは、内部犯行ではないか?確信に近い思いを抱いた警視正はある作戦にでる。それは警察内に嘘の情報を流すこと。ロンドン市内のディスペンサーの見張りを解いたという情報を流し、犯人をおびきよせようとしたのだ。
すると、その思惑通り犯人の動きがロンドン市内に集中しはじめた。極秘で警視正の特別チームが配備につき、ついにヘルメットをかぶった犯人らしき男をとらえたが…。その姿に警察、そしてイギリス中が愕然とした。その男は、バッキンガム宮殿の事件でマスコミに記者発表をしたロドニー・ウイッチェロ元巡査部長だった。
優秀な警察官であったはずの彼は、体をこわし退職を強いられた、その思いがいつしか歪んでゆき、犯罪に手を染めてしまったのであった。
■社会
■政治経済
■話題
■芸能
■スポーツ
■仰天
ギャルのいる場所
セレブは甘えたい