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少女時代のあまりに辛い記憶 21年目の復讐を決意した瞬間
2007年09月06日
1991年8月30日、韓国南西部・全州(チョンジュ)で、韓国中が注目する殺人事件の判決公判が開かれた。被告は30歳の女性。彼女は一体なぜ、殺人を犯したのだろうか…
遡ること21年、彼女が9歳の時。近所で水汲みをしていると、隣近所に住む男が声をかけてきた。お使いを頼まれた彼女が男の家に入った途端、無残にも幼い9歳の少女に男が襲い掛かった。心に深い傷を負った少女は誰にも話すことができず、悪夢にうなされる日々を送った。自分を襲った男が近くにいる恐怖に耐えられなくなった彼女は、家族に内緒で家出、単身でソウルに出て、住み込みの手伝いをしながら忌まわしい過去を忘れるため、22歳になるまでひっそりと暮らしていた。
そんな彼女に春がやってきた。結婚の幸せをつかんだのだった。しかし、未だ男性恐怖症の彼女は、夫に「秘密」を打ち明けざるを得なかった。その瞬間、夫は激怒、即離婚されてしまう。女性は精神的に追い詰められ、釜山に住む姉のもとに身を寄せた。姉はこの時初めて妹の「事件」を知らされる。
やがて26歳になった彼女に、良き理解相手が現れる。再婚相手の夫はやさしく、彼女の全てを承知で受け入れた。しかし、やさしくされればされるほど、応えられない自分が情けなかった。「全てはあの男のせいだ!」あの記憶を消さなければ、いい妻にはなれない…。彼女は郷里へ向かった。
そこには自分の人生をめちゃくちゃにした男の姿があった。21年目の再会。平然と生きている男に対し、21年間の苦しみ、悲しみが一気に頭の中を駆け巡り、彼女は復讐を決意。果物ナイフを手にした彼女は男をメッタ刺しにした。女性は現場で座り込んでいるところを逮捕されたが、この事件が報道されるやいなや市民からは彼女に同情する声が上がった。さらに新聞社には市民から女性への救援募金が相次いだ。そして、彼女に下された刑は「懲役2年6ヶ月、執行猶予3年」、殺人事件としては異例とも言える軽い刑罰が言い渡されたのだった。
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