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なぜ銀行強盗は捕まった!? 1ドル札で大宣伝の(秘)作戦!
2007年10月02日
ウィリアムとジョンは共同で成人教育スクール『ラーニング・アネックス』を経営していた。このスクールには料理教室、デートでの楽しい会話術やダンス教室など様々なクラスが設けられており、業績は右肩上がりを続けていた。
しかし、さらなる事業拡大のために、世間をアッと言わせるような宣伝方法はないかと2人は計画を練った。そこで考えついたのが「お札ばらまき作戦」。スクールの名前入りステッカーを貼った1ドル札1万枚(約130万円)を、エンパイアステートビルの屋上からばらまこうというものだった。「3月12日に決行」と新聞で宣言すると、ニューヨーク中がこの話題で持ちきりになった。ところが、警察は2人に計画を中止するように命令。しかし、ウィリアムとジョンはその命令を無視、計画を決行することに。
決行当日、エンパイアステートビルにやってきた2人は、自分達の計画のために集まった大群集を見て息を飲む。その時、予期せぬ出来事が起こった。何とエンパイアステートビルの中にある銀行から、現金を強奪した2人組が逃げ出してきたのだ。予期せぬ出来事に驚く群集、警官、マスコミ。
強盗は逃げるものの、現場に居合わせた警官によってあっという間に逮捕。ここぞとばかりに、エンパイアステートビルに入ったウィリアムとジョンだったが、こちらも計画を達成する前に警官によって阻止された。
金を奪いに来た2人と、金をばらまきにやってきた2人が、偶然にも同じ日に同じ場所で計画を実行、鉢合わせになったのだ。しかし、どちらも失敗に終わった。
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