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中田、プロでも二刀流!不発で散った怪物の夏…高校野球選手権大阪大会
2007年07月31日
第89回高校野球選手権大阪大会 ▽決勝 大阪桐蔭3−4金光大阪(30日・舞洲) プロ注目のスラッガー、大阪桐蔭(大阪)の中田翔(3年)が全国高校野球選手権大阪大会決勝、対金光大阪戦(舞洲)に惜敗。5打数無安打、投げても先発しながら5回途中で降板し、史上2校目の大阪大会3連覇、自身4度目の甲子園出場が消えた。試合後、近年では例を見ない“投打二刀流”でのプロ志望を表明。10月3日の高校生ドラフトへ向け、複数球団競合が確実な超目玉を巡る争奪戦が幕を開けた。
3点を追う9回、先頭打者であっさり二直に倒れると、もう涙が止まらなかった。胸の「TOIN」の文字を右手で握りしめて勝利を祈ったが、懸命の追い上げも届かなかった。大阪大会史上2校目の3連覇を目指した中田最後の夏。甲子園には届かず、大きな両手で顔を覆った。
「こんな所で負けたくなかった。どうしても甲子園でやりたかった」試合後、泣きはらした顔で気丈に答えた。高校生活最後の試合は5打数無安打。今大会8試合で高校通算87本塁打からの上積みはできなかったが、初回、1死二塁から遊撃へ放った痛烈なゴロは、オリックス・堀井スカウトグループ部長を「門田(博光=元南海)があんな打球だった」とうならせたほど。投げては初回に3失点するなど、4回2/3を7安打3失点で降板した。
次の目標は、怪物らしい豪快なものだった。「日本のプロ野球に入ることしか考えていません」初めて公の場でプロ志望を表明。投手、野手どちらでやりたいか問われると「今は両方でやってみたい。(どちらか選べと言われても)今は何も考えない」と“二刀流”を宣言した。思うような投球ができず、投手をあきらめかけたこともあったが、今大会では30回1/3を投げて4失点。手応えを取り戻した。
目標はレッドソックス・松坂大輔だが、打者への思いも強くなっている。これまで理想の打者を口にすることはなかったが、特別な存在が現れた。オリックス・清原和博だ。巨人時代の2002年、日本シリーズ第1戦(東京ドーム)で、西武・松坂から放った左翼越えの150メートル弾が脳裏に焼き付いて離れない。「打撃のレベルは違いますが、清原さんみたいなオーラを身につけたバッターになりたい」と思いを寄せる。
1年夏、甲子園で本塁打をマークする衝撃のデビュー、昨秋の近畿大会での170メートル弾、今春のセンバツでの2試合連発…主役はいつも中田だった。「こいつらと一緒に野球をやれて楽しかった。精いっぱいやったので悔いはないです」銀メダルを見つめ、ベンチ裏でチームメートとまた涙にくれた。プロでの二刀流さえ可能と思わせる存在。築き上げた栄光が消えることはない。希望に満ちた新しい世界が中田を待っている。
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