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2007年09月12日
現地時間11日、オーストリア・クラーゲンフルトで行なわれた３大陸トーナメントの第２戦でスイスと対戦した日本は、２点のビハインドを背負いながらも後半に４ゴールを奪って試合をひっくり返し、４対３と逆転勝利。勝ち点を４に伸ばし、欧州開催の大会でタイトルを獲得するという結果を残した。以下は、試合後のイビチャ・オシム監督のコメント。オシム監督
「（スイスに勝利することができた理由は？）はっきりしているのは、ここ（オーストリア）に来てヨーロッパのチームと戦ったということ。オーストリア、スイスと戦いましたが、スイスは世界的に知られていないチームではありません。チーム、選手ともにレベルが高く、日本の選手たちも情報を持っていました。試合前に私が細かく言わなくても、分かっていました。
ただ、そのために前半の立ち上がりは、我々が相手をリスペクトし過ぎてしまっていた。連携、つなぎなどで選手たちに戸惑いがみられた。守るのか、つなぐのかといった判断にも戸惑いがあった。ただ、守るだけというのは難しいものです。我々が最初に喫した失点は、安っぽい２失点でした。相手に力を与えて、ミスから２失点してしまった。
しかし、これほどの結果は予想していませんでした。チームのまとまりを証明できればよいと思っていました。というのは、我々は１対１の勝負では厳しいものがあります。組織力、コンビネーションプレーが大事で、相手よりも多く動くプレーを見せることができました。
（「リスペクトし過ぎるな」ということはハーフタイムに指示しましたか？）もちろん、論理的に「リスペクトし過ぎるな」という指示を出せればいいでしょう。しかし、私は選手たちを怒りました。日本人はデリケートで、感情的に怒りながら何かを伝えるのは難しいのです。
実際に試合を見れば、前半の25分ぐらいから改善されてきていました。むしろ、スイスに難しい状況でした。２点リードから１点を取られると、心理的に難しくなります。前半25分過ぎぐらいから、誰が試合を支配してるか分かってきたはずです。
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