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白鵬大和魂で横綱初V/秋場所
2007年09月24日
<大相撲秋場所>◇千秋楽◇23日◇東京・両国国技館
横綱白鵬(22=宮城野)が「1人横綱」の重圧を乗り越え、2場所ぶり4度目の優勝を飾った。勝てば優勝が決まる千代大海(31)戦は、左前まわしをつかみ一気に出る横綱相撲で、昇進2場所目での横綱初優勝をつかんだ。同じモンゴル出身の横綱朝青龍(26)が出場停止の中、横綱の重責を果たした白鵬は将来の日本国籍取得も視野に入れている。心から「日本」を理解しようとする横綱の次なる目標は、朝青龍の復帰場所も制しての3連覇だ。
重圧をはね返し「本命」がガッチリ賜杯を抱えた。横綱の責任を果たし、白鵬はすっきりした表情で声を弾ませた。「優勝したい気持ちが強かった。1日1日、すべてにプレッシャーはありましたけど、横綱は横綱ですから」。勝てば優勝が決まる大一番。最後は左前まわしをつかんで前に出る会心の取り口で、横綱初優勝をつかんだ。
「1人横綱」の重圧と闘った15日間だった。首から右ほおにかけて出た発疹(ほっしん)は治まらず、支度部屋ではタオルで隠しながら腰のマッサージを欠かさなかった。後半戦に入ると左ふくらはぎもほぐすようになり、体重は10キロ減った。胸の筋肉は張りを失い、出足の鈍い取り口が続いた。
つぶされそうになる体を家族が支えてくれた。打ち出し後は、部屋でちゃんこを食べて帰宅する毎日。5月に生まれた愛娘の愛美羽(あみう)ちゃんの寝顔に癒やされ、紗代子夫人は夜食にモンゴル料理をつくってくれた。さらに9日目の夜、勝ち越し報告を兼ねて夫人は、元横綱大鵬の芳子夫人に電話し「横綱の妻」としてのアドバイスを求めた。「独身の時は落ち込むと、なかなか切り替えられなかった」と吐露する白鵬を陰でしっかりと支えた。
とかく横綱の品格が問われる中、土俵外では必死に「日本」を理解しようとする白鵬がいる。夏巡業中は映画「ラストサムライ」を、今場所中も太平洋戦争のテレビ番組を見て「長い歴史があって、今の日本があるんだね」と興奮気味に話した。入門時から見守る熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は「心から日本人になろうとしている。何年か後には帰化することも考えてるようだ」と話す。母タミルさんも来日を重ねて「息子は日本のみなさんに愛されている。帰化すると言ったら、本人の意思を尊重します」と話した。
28日にモンゴルで行われる横綱昇進パーティー出席のため今日、夫人とともに帰国する。優勝を手土産に胸を張って帰るが、まだ満足はしない。「次の目標は3連覇」。来場所も、そして朝青龍が復帰する初場所も賜杯を譲る気はない。昇進2場所目、まだ22歳の若き横綱が、またひとつ大きくなった。
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