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原監督 胴上げ実現しても縮小画面!?
2007年09月28日
 26日に行われるアジアCL準々決勝第2戦。浦和は24日、アウエーの全北現代戦に向けて、韓国入りしたが、まさかの9時間大移動となった。

 航空機に乗り込み、コーヒーを1杯飲んでくつろぐ。そして、少しまどろむと、到着している約2時間の空の旅。ソウルに降り立った浦和に、アウエー特有の厳しさなど無縁に思われた。しかし試練が待っていたのは、ここからだった。

 金浦空港からバスでソウル市内の駅へ移動。食事休憩を挟んで、選手は韓国高速鉄道『KTX』に乗り込んだ。チケットをまとめて押さえることができなかったため、「6、7人にわかれて、別の車両に乗ったりした」とクラブ関係者。ドタバタ移動ながら、なんとか大田に到着。だが、まだ旅は続く。再びバスに揺られること約1時間半。朝8時に羽田空港に集合したイレブンが宿舎に到着したのは、日も暮れかけた17時14分。韓国の旧盆の交通渋滞を回避するための措置だったが、選手への負担は想像以上に大きかった!?

 「思ったよりも移動が長かった」と主将のDF山田。通常なら、移動日でも全体練習を行う浦和も、この日はホテルの大宴会場でストレッチを約1時間、行っただけ。「昨日、今日とリラックスできたし、明日以降、試合に向けてがんばりたい」と山田は前を向いたが、思い通りに練習できなかったことは事実。第1戦は2−1先勝も、ホームで痛い1失点。楽観視できないアウエー戦で、いきなりつまずいた格好だ。

 ただでさえJリーグ、アジアCLの過密日程の真っただ中。金浦空港でDF闘莉王が「疲れた。帰りたい」と冗談まじりに話すように、疲労は蓄積してきている。特に闘莉王ら日本代表勢はアジア杯、オーストリア遠征も参加している。

 近くて遠いアウエーに乗り込んだ浦和。“食は全州にあり”と称され、ビビンバ発祥の地とされる全州への道は、予想以上に険しかった。


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