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俊輔が決勝弾の起点に! セルティックが土壇場でミラン撃破/CL
2007年10月04日
 チャンピオンズリーグは現地時間3日、グループリーグ第2節の残り8試合が行なわれ、グループDでは昨季王者のミラン(イタリア)が敵地で中村俊輔の所属するセルティック(スコットランド)に1対2と敗れた。ロイター通信が報じている。

 左ひざを傷めている中村はベンチスタート。試合はおとなしい立ち上がりとなり、互いに遠目から何度かゴールをねらったが、前半のシュート数がセルティックの4本に対してミランが5本、枠内に飛んだのは互いに1本ずつと、あまり見所のないままハーフタイムを迎える。

 後半に入ると、ミランが少し攻勢に出るが、セルティック守備陣がきっちりと対応。なんともダイナミズムに欠ける展開が続いていたが、62分に突然スコアが動く。セルティックがCKのチャンスを得ると、ハートリーの蹴ったボールをマクマナスが体で押し込み、待望の先制点を奪う。

 リードを奪ったセルティックだったが、その6分後にPKを献上。ネイラーがアンブロジーニを倒したということだったが、入ってきたクロスには得点の可能性はなく、ラッキーな形で同点のチャンスを得たミランはカカが落ち着いて決め、試合は1対1の振り出しに戻った。

 ホームで勝ち星が欲しいセルティックは84分に中村を投入。これが功を奏した。90分、右サイドで仕掛けた中村がゴール前のブラウンへパス。ブラウンの戻しからコールドウェルがミドルを放つと、これはGKジーダのセーブに遭うが、こぼれ球をマクドナルドが押し込んで値千金の勝ち越し弾。セルティックが土壇場で強敵ミラン相手に白星を飾った。

 なお、勝ち越し点が決まった際、グラウンドに飛び込んできたサポーターがGKジーダに突撃。接触は軽く、ジーダは一瞬サポーターを追いかけたが、すぐにピッチに倒れ込み、そのまま交代するアクシデントがあった。

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