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ミラン、大量4得点で首位浮上! 俊輔欠場のセルティックは最下位に/CL
2007年10月25日
 チャンピオンズリーグは現地時間24日(以下現地時間)、グループリーグ第3節の残り8試合が行なわれ、グループDではミラン(イタリア)が首位シャフタール・ドネツク(ウクライナ)に4対1と大勝した。ロイター通信が報じている。

 3日のセルティック(スコットランド)戦では低調な出来で1対2の敗戦を喫し、リーグ戦でも不調が続くミラン。この日は勢いに乗るシャフタールが相手とあって厳しい戦いになるかと思われたが、開始6分、ピルロのCKからジラルディーノがヘッドで決めると、14分にはセードルフの左クロスから再びジラルディーノが頭で決め、幸先のいいスタートを切る。

 優位に立ったミランはカウンターから追加点を目論むが、故障明けのカカが決定機をフイにするなどチャンスを作ってもなかなかゴールに結び付けられず。そうこうしているうちにシャフタールも息を吹き返し、51分にはミランDFの緩慢なプレーからルカレッリが1点を返す。

 この失点で気を引き締めたのか、ミランは鋭い反撃を繰り出すようになり、59分、62分とカカが決定的な場面を作る。そして62分、この日動きのよかったセードルフがピルロのCKから鮮やかに決めると、その7分後にもゴールゲット。これで4対1と余裕の展開となったミランは、ペースを落としながらもしっかりとリードを守り切った。

 勝ったミランのアンチェロッティ監督は、「彼らは多くのプレーヤーが攻撃に絡んでオフェンシブに戦ってきたので、我々にはカウンターのチャンスがあった」とコメント。2週間後に控える敵地での再戦については、「(ドネツクでの)ゲームは難しくなるだろう。このような質の高いチームと戦うのは簡単なことではないんだ」と話した。

 対するシャフタールのルチェスク監督は「我々は敗れたが、それも仕方がない。ここ2試合、我々は今夜の試合よりいい内容を見せていた。ただ、(セードルフの)4点目は間違いなくオフサイドだった」と敗戦を受け入れながらも、レフェリーの判定には不満を見せていた。

 もう1試合では、中村俊輔の所属するセルティック(スコットランド)がアウェイでベンフィカ(ポルトガル)に0対1と敗戦。中村はベンチ入りしたものの、欠場となった。この結果、グループDではミランが首位に立ち、セルティックは最下位に沈んでいる。

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