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2007年07月21日
宮城県大郷町の町立大松沢小学校正門前の路上で、同町の会社員安部広信さん（43）の三女で同小6年瑠利香さん（11）が刺されて重傷を負った事件で、大和署に殺人未遂の現行犯で逮捕された無職の男（56）が20日午後までの調べに「なぜ刺したか分からない。誰かがおれの悪口を言っている」などと供述していることが分かった。男は「たまたま目の前に子どもが来たから刺した」と話し、瑠利香さんと面識はなかったとみられる。同署は動機や刑事責任能力の有無について慎重に調べている。
調べでは、男は午前7時35分ごろ、自転車で登校していた瑠利香さんが正門付近に来たところ、自宅から持ってきたとみられる刃渡り約25センチの包丁で背中の左部分を一回刺した。同署は傷の状況などから、男は自転車に乗っていた瑠利香さんを擦れ違いざまに襲ったとみている。
同校は午前中に全校集会を開いて事件を説明し、児童を下校させた。児童の心のケアのため、宮城県教育委員会からカウンセラーの派遣を受けたほか、教職員が家庭訪問した。
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