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2007年07月24日
中越沖地震での東京電力柏崎刈羽原発６号機の放射能漏れで、放射性物質を含む水が漏れる原因となった個所は、使用済み核燃料プールのあるフロアの床に埋め込まれた給電ボックスだったことが23日、分かった。ボックスには防水カバーがなく、プールからあふれた大量の水が入り、ボックス内の電線管を伝って最終的に海まで流れた。同原発では中越地震でもプールの水があふれたにもかかわらず、その後もボックスに大量の水が入ることを想定した対策を取っていなかった。放射線管理が甘い上、中越地震の教訓も生かされていなかったことになる。
東電によると、原子炉建屋４階の同プールからあふれた水が大量に給電ボックスに入り、電線管を伝って非管理区域の中３階、３階へと流れ落ち、地下１階の排水タンクにたまった。タンクは一定量になると自動的に海へ排水することになっており、地震後、４回にわたって1200リットル排出した。
同原発では「給電ボックスには清掃などで水が入ることはあり、電線管導入部のゴム製シールで防いでいる。ただ、大量の水が入るのは想定していなかったので、シールのすきまから漏れてしまった」としている。
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