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台湾機炎上 整備員2人、迅速対応で惨事防ぐ
2007年08月21日
「燃料が漏れている」。最初に異変に気づいたのは、2人の地上整備員だった。国土交通省が中華航空関係者などから聞き取った調査結果では、整備員らの迅速な対応がなければ、多数の犠牲者を出す大惨事になっていた可能性が高いという。
国交省によると、国際線用の41番スポットに中華航空120便が到着したのは午前10時32分。同スポットで待機していた中華航空の整備士が、機体から燃料が垂れているのを見つけ、同社が整備を委託していた日本トランスオーシャン航空(JTA)の補助整備士に伝えた。
直後にJTAの整備士が右翼第2エンジンから煙が出ているのに気づき、インカムマイクと呼ばれる有線通信機材を機体に接続して猷建国機長に連絡。併せてエンジンの停止と消火装置の作動、緊急脱出を要請した。
ただちに4カ所の脱出用シューターが出され、全員が90秒以内に機外へ出たという。国交省通達で、シューターの作動から全員の脱出完了までを90秒以内で終わらせることが義務付けられている。
空港の管制官が煙に気づいたのは、整備士の連絡から約2分後の同34分。最初の爆発の約1分前だった。管制官は機長に連絡を試みたが応答はなく、逆に機長から管制官への連絡もあったが、内容は聞き取れなかったという。管制官の連絡後に避難を始めていたら、爆発前の脱出完了は無理だったとみられる。
2人の整備士は爆発のとき、第2エンジンに近づいて消火を試みており、爆風で吹き飛ばされ1人が右腕に軽傷を負った。
猷機長は同34分ごろ、コックピットの窓から機外へ。乗客らの脱出が終わるまで機内にとどまっていたとみられる。
那覇空港は爆発2分後の同37分に閉鎖されたが、爆発が起きた同35分、現場から約400メートル離れた滑走路では、石垣島発那覇行きの日本トランスオーシャン航空(JTA)602便が着陸していた。
管制官はJTA機が既に最終着陸体勢に入っていたため、そのまま着陸を許可したという。国交省航空保安対策室は「滑走路から炎上機が離れていたため、許可した判断に問題はない」としている。
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