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2007年08月23日
北陸電力（本店・富山市）は２２日、志賀原発２号機（石川県志賀町、運転停止中）の復水ポンプ補修工事に関する報告書が、ファイル交換ソフト「Ｗｉｎｎｙ（ウィニー）」を介してインターネット上に流出していたと発表した。下請けの極東ゴム（堺市）社員の個人パソコンから流出。北陸電は約１年半前に事実を把握していたが、外部からの指摘を受け公表したという。報告書は、冷却した蒸気を原子炉に戻す、復水ポンプの配管をつなぐゴムの補修工事に関するもの。０４年７月に作成され、表紙を含めてＡ４用紙３枚。ゴムの継ぎ手の図などが書かれており、核物質防護に関する情報はなかったという。
各地の原発情報がネットに流出している事態を受け、北陸電は０５年１１月から社内調査し、昨年１月に今回の流出を確認していた。今月中旬に一般人からメールで指摘があり再調査を行い、２２日までに国や地元自治体に報告した。「社員からの流出ではなく、核物質防護に関するものではなかったため公表しなかった」（地域共生本部）などと釈明している。
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