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南海電鉄、ベビーカー挟み宙づり134m走
2007年09月21日
大阪府堺市の南海電鉄高野線萩原天神駅で20日、ベビーカーを扉に挟んだまま列車が発車し、宙づり状態で134メートル走行し緊急停止する事故があった。ベビーカーには男児(1)が乗っていたが、停止後、通行人に救出され無傷だった。また、男児の母親(38)がベビーカーを追いかけた際、転倒し軽傷を負った。
大阪府警黒山署の調べでは、事故が起きたのは南海電鉄高野線萩原天神駅ホーム。この日午前10時10分ごろ、難波発河内長野行き各停(6両編成)2両目の前から2つ目のドアから、大阪市住吉区の女性が先に降り、ベビーカーを抱えるように降ろそうとした際、ドアが閉まり、持ち手部分を挟まれた。ベビーカーには1歳の男児が乗っていた。
そのまま列車が発車したため、女性は必死で追いすがったが数メートル先で転倒。持ち手部分をドアに挟まれたまま、線路から約1・5メートルの高さに宙づり状態のベビーカーを見て、女性は悲鳴を上げるしかなかった。異常に気づいた乗客が非常通報装置を押し、運転士が緊急停止。列車は134メートル進んでいた。
ホーム端に鉄柵があったが、ベビーカーは車両と鉄柵のすき間をすり抜けていた。男児は踏切内で停止したところを通行人に救出され、運転士を通じホームで泣き崩れる女性に引き渡された。女性は両手を擦りむくなど軽傷。男児にけがはなかった。女性は駅近くの夫の実家へ向かう途中だった。
黒山署は発車の際、安全確認を怠った可能性もあるとみて業務上過失傷害の疑いで車掌らから事情聴取。車掌は「ドアに物が挟まると点灯するランプが消え、閉じたと判断して運転士に発車の合図を出した」と話している。また「倒れた女性は見えたが、ベビーカーは見えなかった」とも説明。車掌はランプの消灯とホームにある2台の監視モニターで確認することになっており、同署は確認が不十分だったとみて調べている。
南海電鉄によると、ドアには挟み込み用のセンサーが設置されているが、幅3センチ以下は感知できない。当時、駅構内には改札口側の駅員室に職員が1人いただけだった。踏切近くに住む主婦(60)は「電車が出発した後、通行人と駅員が『良かった。良かった、良かった』と話していた。こんなことはないようにしてほしい」と話した。
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