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2007年07月13日
大型で非常に強い台風４号は１２日夜、沖縄の南海上を北上した。沖縄などを暴風域に巻き込んだ後、１４日には勢力を保ったまま九州など西日本に接近する恐れがあるとして、気象庁は警戒を呼び掛けた。台風は１２日午後９時現在、那覇市の南約３００キロを時速約２５キロで北北西に進んだ。中心気圧は９３０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速は７０メートル。中心から北東側２６０キロと南西側２２０キロ以内は風速２５メートル以上の暴風が吹いている。
１２日夜、沖縄県の南大東島で３０・７メートル、那覇で３０・５メートルの最大瞬間風速を観測した。１３日午後９時に、鹿児島県奄美市の西南西約２００キロを中心とする半径１９０キロの円内に、１４日午後９時には高知県・足摺岬の南西約８０キロを中心とする半径３００キロの円内に達する見込み。
沖縄から九州にかけての海上は１３日、波の高さ六メートルを超す大しけとなる見込み。また台風接近で梅雨前線の活動が活発になるため、沖縄だけでなく西日本一帯の太平洋側で大雨の恐れがある。
高松地方気象台によると、四国地方に最も近づくのは１４日の夜遅くから１５日の明け方の見込み。
早明浦ダム周辺では、１２日午前零時から午後８時までに上流域で１８・５ミリ、下流域で１６・８ミリの降雨を観測。午後８時現在の貯水率は前日比１・２ポイント増の４４・４％（平年値８７・１％）まで回復した。
四国の太平洋側では１３日の午後６時までに多いところで１５０ミリの雨を予想しており、台風が通過する１５日まで雨が降り続くとしている。
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