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2007年07月19日
ブラジル・サンパウロで１７日に起きたＴＡＭ航空機の着陸失敗・炎上事故で、航空会社は１８日未明、搭乗者名簿を公開し、乗客・乗員の数を当初の１７６人から１８６人に訂正した。名簿に記載されていた「イワサキ・アキオ」さんは日系２世の男性と分かった。現場では消防当局が捜索を再開したが、乗客・乗員の生存は絶望視されており、現場で巻き込まれた人も含め死者は２００人にのぼるとみられる。イワサキさんの国籍は、本人がチェックイン時に提示した身分証明書の番号などから連邦警察が確認した。
在サンパウロ総領事館によると、搭乗者名簿にはこのほかに「トミタ」「サトウ」など日系の姓の人が６人いた。多くはブラジル系の名だという。
地元メディアによると、１８日正午までに１２８人の遺体が収容された。事故当時、旅客機が突っ込んだ建物内は１０００度以上の高温に達したとみられ、サンパウロ州知事は「乗客の生存の可能性はほぼない」と話した。
現場からは事故機のブラックボックスが回収されており、事故原因の解明が始められる。
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