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2007年07月30日
アフガニスタンの旧政権タリバンによる韓国人拉致・殺害事件で、韓国大統領特使と２９日に会談したアフガンのカルザイ大統領が、タリバン側が要求する仲間の釈放について「応じれば同様の事件がまた繰り返される」と述べ、消極的な姿勢を示していたことが３０日、分かった。アフガン政府高官が共同通信に明らかにした。韓国特使の白鍾天大統領統一外交安保政策室長はカルザイ大統領との会談で、釈放を含めタリバン側の要求に柔軟に対応するよう求めたとされる。
アフガン政府は今年３月、拉致されたイタリア紙記者と引き換えにタリバン幹部らを釈放。米国などから批判され、カルザイ大統領は今後、同様の要求には応じないと言明。しかしタリバン側は釈放を強く求めており、要求を拒否し続ければ、人質解放交渉が足踏み状態となることも予想される。
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