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朝青龍に条件付きで帰国容認へ
2007年08月21日
謹慎中の横綱朝青龍(26=高砂)に対し、日本相撲協会が「条件付き」でモンゴル帰国を容認する方向になったことが20日、分かった。2場所出場停止の秋場所、九州場所の開催期間は日本に滞在すること、さらに帰国中の不祥事発生の場合は即刻解雇−などの条件を突き付け、念書も取る方針だ。この日、協会医務委員会の吉田博之委員長は朝青龍の症状について「解離性障害でモンゴルに帰国するのが望ましい」との診断結果を示した。一方、師匠の高砂親方(元大関朝潮)は、帰国前に通院もしくは入院での治療を優先させる意向を示した。
朝青龍に「ラストチャンス」が与えられる。処分を受けた当初から周囲に「どうして、こんなことになったのか。モンゴルに帰りたい」と訴えてきたが、協会側はこの日までに、条件付きでその望みをかなえる方針を大筋で固めた。協会幹部によると、条件の柱は2つになるという。
条件(1)秋場所、九州場所の開催期間中は、日本に滞在する。健康体に戻ったら、けいこ場でけいこをする。
条件(2)モンゴル帰国中に治療、療養とは思えない行動が明らかになった場合は即刻、解雇する。
朝青龍に下された2場所出場停止、九州場所千秋楽の11月25日までは謹慎処分などの厳罰。理事会での決定は重い。高砂親方も「通院、もしくは入院で治療する方が先。その上で帰国した方がいいとなると、しっかりした手続きを取らなければいけない」との見解を示した。事実、協会理事の中には、いまだに「帰国させては謹慎の意味がない」という声もあり、処分発表の時点では想定していなかった「帰国」についても、あらためて理事会で議論されることになる。
一方で協会内部では「精神的な病にあることを重く見るべき」との声もあり、水面下で調整は行われてきた。そして賛成、反対派の妥協点が、提示された条件を認めた念書を取った上での帰国容認だという。モンゴルの日本大使館前で抗議集会が開かれ、監督官庁の文部科学省が事情説明を求めるなど、事は協会内の問題にはとどまらない。番付発表を1週間後に控えた秋場所に水を差しかねず、何より協会の自浄能力が問われるなど事態をこれ以上、師弟間の問題だけに放任できない状況に追い込まれたのも、帰国容認の背景にはあるようだ。
角界では場所開催中、その理由にかかわらず、休場した力士は部屋もしくは自宅、病院での治療、療養が常識で、条件(1)は極めて妥当なもの。だが、ただの「温情裁定」にとどめない条件(2)は重い。これまでの度重なる不祥事に加え、帰国中に、問題行動を起こした朝青龍に対して「次はない」と強い姿勢を示すものになる。
モンゴルでは「実業家としての一面を持つ」とも伝えられる朝青龍だけに、その一挙一動は帰国中も注目される。平成の大横綱は、条件付きラストチャンスをどう受け止め、復帰につなげるのか−。自業自得とはいえ文字通り「待ったなし」の状況を迎えようとしている。
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