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大毅 後悔…包丁見詰めていた
2007年10月17日
 15日にセコンドライセンスの無期限停止処分を受けた亀田史郎氏(42)が16日、都内自宅で現在の苦しい心情を吐露した。史郎氏は「大毅も深く反省している」と前置きした上で、「今の大毅を見ていると胸が苦しくなる。これから自分がセコンドにつけなくなってもいい。ただ大毅を救ってやりたい」と目を真っ赤にし訴えた。

 史郎氏によると、11日の試合後、自宅に戻った大毅は一言も発することなく午前4時まで泣いていたという。傍らに付き添っていた史郎氏は「また一からやり直そう」と言葉をかけるのが精一杯だった。大毅は現在も自室にこもったままで、家族とほとんど言葉を交わすことなく、精神的に衰弱しているという。

 試合前の大毅の「切腹」発言に関しては「本人は試合にかける意気込みのつもりで言ったが、表現の方法が間違っていた。18歳という若さが出てしまった。これは自分も大毅も反省している」と素直に謝罪の意を示した。大毅、興毅の今後の活動に関しては「正直分からないです」と憔悴(しょうすい)しきった表情で話した。

 また、13日に史郎氏の訪問を受け全面的に謝罪された東日本ボクシング協会の大橋秀行会長(42)は16日、テレビ朝日系の「スーパーJチャンネル」に出演。史郎氏から「(大毅の)切腹発言で『台所で包丁を見詰めてる。思い詰めている。そういう状況で反省している』と報告を受けた」ことを明かした。

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